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2013/03/02 (Sat) 10:04
なぜシリアとマリの反政府勢力の共通性を見出そうとしないのか

政府軍と、政府が「テロリスト」と見なすアルカイダ関連のイスラム武装勢力が内戦をしている国と聞いて、すぐに思い浮かぶのはシリアだろう。実際、今日シリアのDamasでサラフィー主義武装集団が内戦をしているのは疑いようのない事実だ。さらに、反政府勢力の中で最も重要な兵士養成所となっているのはメソポタミアのアルカイダ関連組織「Jabhat al-Nusra」である。この組織はアメリカを筆頭とした国際共同体から、満場一致でテロリストと見なされている。

しかし、シリアと同じようにマリの状況を見てみると、政府軍とアルカイダ関連のイスラム武装勢力での内戦という全く同様の構図が確認できる。実際、マリ政府軍は「Ansar Dine」というトゥアレグ族で構成される勢力と衝突しているが、この勢力はアラビア語で宗教道の仲間を意味し、「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)」や「西アフリカ統一聖戦運動(MUJAO)」と深い関係を持っている。

マリとシリアの反政府勢力は共に、ムスリム同胞団の名のもと、国にシャーリア(イスラム法)を導入し、カリフを指導者とする国家確立を目標としている。マリの「Ansar Dine」とシリアの「Jabhat al-Nusra」は、違いを見つけるのが困難なほど酷似している。フランスはマリの反政府勢力をイスラム過激主義のテロリストと見なしているのに対し、シリアでは逆に反政府勢力を支持し続けている。なぜこのようにバラバラな態度を取るのだろうか。

その理由は、おそらくフランス政府が、マリでの紛争をフランス国益とBamakoに住む5000人のフランス人にとって近いうちに脅威になると考えているからだ。さらにマリの場合、反政府勢力がペルシャ湾岸諸国からの支持を受けてないことも理由の一つだろう。しかし、これらは視野の狭い考え方である。もしアサド政権が無政府状態に陥ったら、661年から750年においてウマイヤ朝で神話的、歴史的な首都だったDamasはサラフィー主義の手中に落ち、アラブイスラム世界でジハードの横行を可能としてしまうような綱領や正当性が生まれてしまう可能性がある。すでに間接的な影響として、反乱の風はイラクのスンナ派の地方にも吹き始めており、チュニジアでBouaziziで焼身自殺を図ってから革命の象徴となっている「抗議のための自己犠牲」も起こった。 言うまでもなく、アルジェリアで起こった人質事件の悲劇も影響の一つである。

もしフランスがマリで軍事介入している目的がイスラム主義テロリストの掃討なら、シリア内戦に対する姿勢を変え、シリアの反政府勢力も脅威と見なすべきである。シャーリアの導入とカリフの確立によってイスラム世界を2000年前のように戻そうとしているのなら、それは脅威のはずだ。

別のシリア政権を擁護しようとしているのではない。サラフィー主義が提唱している方針はシリアでもマリでも変わらないということを、理解する必要があるということだ。


参照記事:
http://www.atlantico.fr/decryptage/pourquoi-ne-voit-on-pas-similitudes-entre-rebelles-en-syrie-et-ceux-mali-ardavan-amir-aslani-614960.html
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