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2013/03/21 (Thu) 11:46
シリアの「穏健な反政府勢力」に武器を供給?

3月15日、ブリュッセルで開かれたEU首脳会議で、フランソワ・オランド仏大統領とデヴィッド・キャメロン英首相は、他の欧州各国の首脳に歯に衣着せず呼びかけた。2人は数週間後、シリアの反政府勢力に対して武器供給を検討している、と突然発表した。それから彼らは、もし他のEU諸国が反対するなら、2か国だけでも行動する準備が出来ているとほのめかした。

このフランスとイギリスの共同姿勢は大部分の欧州諸国に受け入れられず、アンゲラ・メルケル独首相からはひんしゅくを買った。「2か国だけの意見では十分ではない。他の25か国からも同意を得る必要がある」とメルケル首相は話した。

他の欧州首脳と同様に、ドイツ首相もこの武器供給がシリアのジハージストの武器を豊かにし、モスクワ(ロシア)とテヘラン(イラン)によるアサド政権への軍事的援助を加速させてしまうのではないかと危惧している。戦争が隣国に飛び火する危険もある。

今回のブリュッセルでの首脳会議の前、自由シリア軍(ASL)はパリとロンドンに「対戦車用の武器と対戦闘機用の武器、それから軍需品の援助」を要求していた。明らかに、それらは大砲、装甲車、弾薬、地対空ミサイルのことである。これに対し、ある外交官は「すべての西欧諸国に脅威をもたらすミサイルだ」と主張する。「というのも、Front al Nusraのジハーディストがこの洗練された武器を奪い、シリアの他の過激イスラム主義者に横流しするのではないかと恐れているからだ」。軍の参謀部でも多くの将校が同様の懸念を示している。特に民間機や、レバノン南部に駐在しているフランス人国連軍の安全の問題だ。

大統領の保障?

3月15日にブリュッセルで、フランソワ・オランド氏はこれらの懸念を知らないわけでなかった。しかし、明確な説明は無いながらも、これらの武器が凶悪なジハーディストの手に渡ることはないと「すべてを保障」した。外務省でこの書類を担当しているEric Chevallier大使は、シリア友人国際会議の際に、記者団の前で「穏健な反政府勢力」の団結を認めたと宣言した。前外交官のBernard Kouchner氏は、戦闘員を区別し、武器を自由シリア軍の「責任ある民主的な反政府勢力」だけに分配するよう監視することは可能だと主張した。しかし、ジハーディストは多くの場合、自由シリア軍側に立って戦っている。私たちは少し前にアフガニスタンで「穏健派タリバン」を発見したと信じていたが、今日ではフランス人外交官が「穏健派反政府勢力」が存在すると思い込んでいるのだ。

対ICチップ技術

自由シリア軍の政治調整役であるLouay Almokdad氏も、パリとロンドンによって供給された武器は「過激主義集団」の手には渡さないと約束している。この楽観的な意見に追従するように、自由シリア軍の約200人の兵士は現在、アメリカやイギリス、フランスの指導係から分配された対戦車用武器の使用方法を学んでおり、例の地対空ミサイルの使い方の習得を心待ちにしている。

別の用心案は、すでに「Le Canard」が3月6日に提起した。全てのミサイルや武器の内部にICチップを導入することだ。こうすることで、理論上は武器が盗まれたり行方不明になったときに、武器を無機能にすることが可能になる。

しかし、戦地をよく知る情報の専門家は、この提案に対して冷めた意見だ。「武器を無効化するための遠隔操作に関する議論はごまかしだ。近東には、すべてのミサイルを有効にする腕の立つ武器修理業者が存在する」。

国民議会は当然のように、まだ意見を出していない。しかし、3月17日にフランスの番組でLaurent Fabius氏は行動しないことの恐ろしさを話し、「武器はシリア国民連合に供給されるべきだ。そうでなければ、アルカイダが優勢になってしまう」と主張した。

2年間の内戦の結末はどこへ向かうのだろうか。

Clqude Angeli

参照記事:
『Le Canard enchainé』 - mercredi 20 mars 2013
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